沖縄県で「水」に関する史跡って「カー」とか「ガー」と方言で名付けられている事がよくあります。
沖縄県道7号線沿いに気になる「ティラガー」なるスポットを前々から見かけていたのですが、本日ちょこっと立ち寄りながら散策してみました。
住宅地内に昔ながらの水源地でしたよ!

maijun
ポケストップとかにもなってるかな?
きっかけは位置情報ゲームにて
以前から何度か紹介しているのですが、今回も位置情報ゲームがきっかけで照屋の史跡「ティラガー」なるものを知りました。
ゲームはこれ↓
沖縄県道七号線沿いにあるのは知っていたのですが、住宅街の中にあるのでなかなか伺うのも気が引けて今まで一度も見たことがありませんでした。
本日、時間がちょっとあったので少し訪問してみました。
ちなみに場所はこちらです。
住宅地内にある水源地
さてティラガーに訪れてみましたが、目立つのは大きなガジュマルの木
夏場暑い時期だとこういう大きな木陰が得られるガジュマルとかは涼しげですよね。
そのガジュマルの隣にティラガーがありました。
安全対策で囲われていますね
説明文を読んでみると・・・
■照屋水源地
戦前・戦後を通じて、本部落(照屋)の南にあるティラガーが生活用水として利用された。ティラガーと長方型に掘り下げられた井泉(カー)で周囲は石積みがなされている。そこから飲水を汲み、溢れ流れた水で洗い物をし、さらに下流の方で馬など家畜を水浴びさせた。ティラガー水質もよく水量も豊富であったが本部落から離れた低地にあるため、坂を上り下りして水を運搬しなければならなかった。1956年(昭和31)部落は琉球政府に対して簡易水道の設置を陳情し翌年には補助を受けてティラガーを水源とした簡易水道が設置された。照屋自治会
しっかり整備された運用体制
こういう昔ながらの水源地の場合って放置されるケースも多いのですが、照屋の場合は自治会がしっかりしているんでしょうね。しっかり安全対策もされていました。
入れないように鉄冊子で保護
冊子の隙間から覗くとちゃんと水が湧いています。豊富な水源なんでしょうね!
となりの農業用水もちゃんと管理されている様子
御願所もありました。
注意看板もあって運用体制整ってる!
糸満市照屋にありますよ
ゲームスポットとして気になっていたティラガー
訪問してみると昔からある水源地が今もなおしっかり自治会で管理されているのが判った史跡でした。
糸満市照屋にありますので、気になる方は一度訪れてみては如何でしょうか?
注意
住宅地内にありますので、生活されている方々の事を考慮し訪問されてください